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歯周病治療

歯周病治療

歯科医院といえば虫歯の治療、というイメージがありますがお口の健康は丈夫な歯ぐき、清潔な口腔内環境にあると考えています。そのため当院では虫歯治療に取りかかるまえに歯周病検査、治療を行うことがほとんどです。

どんなに一生懸命治療をしても細菌だらけの状態では、また虫歯ができたり歯周病が進んで歯を失ってしまうからです。

当院ではほぼ全員の患者さんの歯周ポケット検査を行ってきました。お一人、お一人の20年~30年の細かいデータを蓄積、長くにわたって皆さんのお口の健康維持に役立っています。

歯周ポケットについて
歯周ポケットは歯の全周にわたって溝を作っています。1〜2mmの深さが健康な状態です。4mm以上の深さは要注意であり、そのまま放置すると大変です。浅い溝なら初期治療で治せますが、深くなると歯周外科を行って歯の保存に努める事があります。あまり深いと保存するのが難しくなる事があります。

歯周病は大した症状を感じないまま、静かにじわじわと進行します。ですから、
1.早めに診査し、早めに適切な処置を行うべきです
2.治療終了後も年に2〜3回の定期検診を受けられると安心です

歯周病はどなたでも進む可能性があります。特に40才以上の方は必ず定期検診を受けられる事をおすすめします。

<歯周病について>
たかが歯周病と油断してはいけません
歯周病の原因
歯周病治療の内容
歯周病の外科手術について
料金表

 

たかが歯周病と油断してはいけません

歯周病口の中の細菌数は唾液1mlあたり1億個といわれています。歯周病で口腔内に細菌が繁殖することで、体内のさまざまな臓器に疾患が起こる※ことが報告されています。歯周病治療は早めに受けるようにしましょう。

※細菌が血液や呼吸器内に入り、肺炎や心筋梗塞、動脈硬化症などを起こしやすくなるといわれてます。

歯周病は初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。「気になる症状がないから大丈夫」と安心せず、定期的に検診を受けましょう。歯周病予防は歯ぐきの健康はもちろん虫歯の予防にもなります。
 

歯周病の原因

歯周病細菌
口腔内には約3000種類、500億〜1兆個もの細菌があり、その中の約20種が歯周病を起こすとされています。食べかすなどを栄養にして細菌が増えると歯の表面にプラーク(歯垢)が付着して、これがバイオフィルムと呼ばれる細菌の塊になり、歯肉炎を引き起こします。

歯肉の炎症が進むと歯と歯ぐきのすき間の歯周ポケットが深くなっていきます。ここに細菌が繁殖すると歯を支えている歯槽骨を溶かし、そのままにしておくと最悪の場合、歯が抜けてしまいます。

歯並びがよくない
歯並びが悪いと、歯が重なっている部分などに磨き残しが多くなります。付着したプラークをしっかり除去できず、歯周病ばかりでなく虫歯にもなりやすくなります。

かぶせ物や入れ歯の不適合
虫歯になってしまった場合、金属で詰め物やかぶせ物をしますが、これらの間にすきまがあったり、適合が悪いと隣の歯との間に歯垢(プラーク)が付着しやすくなり、歯周病を起こす原因になります。

入れ歯
入れ歯と歯ぐきの間やバネの部分に食べかすがたまり、歯周病にかかりやすくなります。

歯ぎしりや強い噛みしめ
歯ぎしりや過度な噛みしめは、歯ばかりでなく歯ぐきにも負担がかかります。歯を支えている歯周組織に過剰な力が加わると炎症が起こり、歯周病を引き起こします。

ドライマウス
ドライマウスとは、文字通り口の中が乾いてしまうもので、ストレス、自律神経や交感神経の不調によっても起こります。唾液の量が減少すると口腔内の自浄作用が低下して細菌が繁殖して、歯周病が起こりやすくなります。

全身的疾患
血液疾患や高血圧、糖尿病などの全身性疾患が歯周病の原因になることがあります。全身性疾患があると抵抗力が弱くなるため、炎症や外傷を起こしやすくなります。その症状のひとつが歯周病です。

歯並びが正常で虫歯がなく、歯ぎしりもしていない。ブラッシングもしっかり行っているのに歯周病が治らないという人はお口以外の健康状態についてもチェックしてみましょう。

喫煙
タバコを吸うと毛細血管が収縮して血流が悪くなります。歯周病菌は歯と歯ぐきの隙間にある歯周ポケットで繁殖しますが、特に酸素が少ない場所で多く繁殖する性質があります。喫煙すると歯周ポかットに十分な酸素が行き渡らなくなり、歯周病菌が繁殖しやすくなります。

また、タバコには一酸化炭素が含まれており、この一酸化炭素が血液中でヘモグロビンと結びつきます。ヘモグロビンは酸素を体のすみずみまで運ぶ働きがありますが、タバコに含まれている一酸化炭素がヘモグロビンと結びつくことで十分に酸素を取り込むことができなくなります。その結果、歯周ポケットが酸欠状態になって歯周病が起こります。
 

歯周病治療の内容

歯周病治療の内容軽度歯周病
歯と歯ぐきの間に、プラーク(歯垢)や歯石がたまり、細菌が繁殖して歯肉に炎症があります。歯ぐきの腫れや出血がありますが、歯周ポケットは深くありません。

〔治療法〕
歯科衛生士によるブラッシング指導や、1〜2回の歯のクリーニングを行います。この段階であれば比較的短期間で回復しますので、早期治療をおすすめします。

歯周病治療の内容中等度歯周病
口臭や出血があり、歯石が付着した状態です。少しずつ骨が後退しはじめ、歯周ポケットが深くなって歯がグラグラしてきます。

〔治療法〕
歯肉溝の奥まで付着した歯石を除去します。痛みを感じるときは麻酔をして無痛状態で行います。

歯肉溝(ポケット)の深さが4mm以上あるところは、通常の手用器具を用いた非外科的な処置での歯石の完全除去は見込めないため歯周外科を行う必要があります。

歯周病治療の内容重度歯周病
歯周病がかなり進行して歯肉は化膿して、真っ赤に腫れています。骨もかなり破壊されて後退し、歯の動揺が大きくなっています。ここまでくると抜歯の可能性が高くなります。

〔治療法〕
重度の場合、非外科処置では対応できない部位については歯周外科での治療を行います。どうしても保存不可能な場合は抜歯となります。
 

歯周病の外科手術について

歯周病の外科手術当院の院長は歯周病学教室の出身ですので、歯周病の外科手術のベテランです。初期治療をまず行って、これでも治らなければ外科手術をする事があります。痛くないように行っております。

歯肉切除
歯肉が腫れあがっている場合、歯周病が悪化しないように不要な部分の歯肉を切除し、縫合します。

歯周ポケット掻爬(そうは)術
歯ぐきに麻酔をして歯周ポケットの中の歯石や歯垢を除去します。

フラップ法(Fop)
歯肉を切開して歯槽骨から剥離し、歯根のプラークや歯石の除去、ダメージを受けた歯肉などの組織を除去して歯肉を元の状態に戻します。

遊離歯肉移植術(Free Gingival Graft)
歯周病でダメージを受けた歯肉を除去し、お口の内側の丈夫で健康な歯肉を除去した部分に移植する手術です。周辺の組織となじみやすいため、歯肉を再生させることができます。

組織誘導再生療法(GTR法)
重度の歯周病によって失われた歯周組織を再生させる治療法です。
歯周病によって破壊された根面を清潔にして、そこへメンブレンという特殊な膜をかぶせて不要な歯肉が入り込まないよう歯槽骨と歯根膜を回復させる空間を確保します。

こうすることでメンブレンの上では歯肉が回復し、その下では歯槽骨が回復していきます。
※歯周組織の再生には歯周病の程度など個人差があります。

エムドゲイン法
エムドゲイン法もGTR法と同じように歯周組織を再生させる治療です。
違いは、GTR法はメンブレンによって不要な組織の進入を防ぎますが、エムドゲイン法は組織の欠損部にエムドゲインゲルを塗布して歯周組織の再生を行います。

※エムドゲインとはスウェーデンで開発された歯周組織再生誘導材で、子供の歯が生えるときに働く重要なタンパク質の一種です。
 

歯周病外科治療時にエムドゲインを使用する場合の料金表

項目・内容 治療費(税込)
エムドゲインエムドゲイン(お薬代含む) 52,500円/1歯

 

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